あいくるしいから壊せないのレビュー

心を揺さぶる感動の展開

第一巻「あいくるしいから壊せない」は、前作「あいくるしいから壊したい」の番外編として、心揺さぶられる展開がある。日本を離れ、ブルックリンでの生活を送る主人公の葛藤がリアルに描写されていました。時間の経過と共に感じる後悔が痛いほど伝わってきます。それでも一歩踏み出す勇気を持って成長する様子には感動しました。結婚式に向かうシーンは特に印象的でした。

過去との対峙に胸が熱く

この物語のリアルさと生き生きとしたキャラクターに惹かれました。「あいくるしいから壊せない」は、ブルックリンで新たな生活を始めた主人公が、過去の恋と向き合う様子に共感しました。日本への一時帰国が新たなドラマを生んでいく過程は読んでいて心が疼くようでした。前作を知らなくても楽しめますが、前作を読んでいればさらに深く物語に浸ることができると思います。

心に響くラブストーリー

「あいくるしいから壊せない」1巻は期待を裏切らない感動の作品でした。ブルックリンを舞台にした義之の心の葛藤がリアルで、まるで自分も彼の心情に引き込まれるよう。アイツとの別れから時間は経っているけど、心の中ではまだ続いている...。胸が締め付けられるような展開と、一途な愛情が印象的。帰国することになった義之の未来に思わずドキドキしてしまいます。

内面に迫る深い物語

この物語は、ただのラブストーリーではなく、自分と向き合う旅のようでした。ブルックリンでの生活、そして予期せぬ帰国。義之の内面に迫る描写が深くて、読んでいて何度も考えさせられる場面があります。終わり方もスッキリしていて、とても好感が持てました。ただ少し重いテーマなので、気軽に読みたいときには向かないかもしれません。

キュンとする別れの後の物語

胸がキュンとする作品でした。ブルックリンから始まる義之の物語は、とてもリアルで親近感が湧きます。別れた人を思う気持ちは誰にでもあるけれど、彼の場合は特別痛切だった。母のことをきっかけに、再び日本への旅に出るシーンには、何度読んでも涙が溢れます。ただ、途中で少し話が急展開すぎるように感じたので、星4つにしました。