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    年々彩々無料マンガ表紙,raw

    年々彩々

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    老いもせず、死にもしない。そんな死神の恋――。 秀良子がおくる、切なさと美しく心に響く、連作落語シリーズ。 【金魚すくい】怠け者の与平(よへい)と彼に取り憑く貧乏神。二人はいつの間にか夫婦のような間柄になるが……~落語「貧乏神」より~ 【デラシネの花】長寿を願い名付けられた寿限無(じゅげむ)(中略)長助(ちょうすけ)さんは幕末をむかえ、文明開化の音を聞き、二つの大戦を生き抜いて現代(きょう)を生きていた。そんな孤独に生きる彼の心の拠り所は、昔みた“死神”だった。~落語「寿限無」より~ 落語シリーズ二作ほか、短編一編&描き下ろし収録!

シリーズ

レビュー

総合評価

平均評価: 4.3
( 7 )
  • 切なさと美しさが共存する物語

    老いもせず、死にもしない死神の恋というユニークなテーマに惹かれて読んでみました。連作落語シリーズというのがまた斬新で、与平と貧乏神の奇妙な関係や寿限無の長寿と孤独な生涯が心に深く残りました。短編一編も読みがいがある。全体的にちょっと深いテーマだけど、読後感は清々しいです。

  • 人生の哲学を感じさせる物語

    秀良子さんの描く死神と人間の物語は、ただの落語の再話ではなく、人生の深い洞察があって感動しました。特にデラシネの花での長寿の重みと、それによる孤独感は読んでいて考えさせられる。ただ、一部描写が深く、重いので気軽な読書を求める方には向かないかもしれません。

  • 新鮮なストーリーと深い人物描写

    現代と昔を行き来する独特な世界観が魅力的です。金魚すくいやデラシネの花など、落語をベースにしたストーリーが新鮮で、読み応えがありました。登場人物たちの心情がしっかりと描かれていて、共感できる部分が多々あります。挿し絵も素敵で、物語に色を添えています。

  • 心温まる落語の世界

    「年々彩々」は読んでいて心が温まる作品でした。金魚すくいの話は特に印象的で、貧乏神と与平の関係が夫婦のようで微笑ましかったです。デラシネの花の話では、寿限無が歴史を生き抜いた孤独な姿に心打たれました。個性豊かな落語の世界を現代に生きる人々の物語として読めるのが素晴らしいと思います。

  • 切なくも美しい

    秀良子さんの「年々彩々」はまさに芸術作品ですね。死神の恋の物語が妙にリアルで、すぐに引き込まれました。終わりのない命の価値とは何か、重くて深いテーマがさりげなく織り込まれていて考えさせられます。そして、落語が現代の物語として蘇る唯一無二の体験ができる一冊。抒情的で美しい言葉の数々に魅了されました。

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