彼の色香に溶かされて ～肉食彼氏の溺愛エッチ～のレビュー

感情を揺さぶる官能の物語

「彼の色香に溶かされて」はドラマティックな展開と刺激的なシナリオで読者を虜にします。特に團藤さやの「嘘なカレのホントの愛」は、感情の機微を巧みに表現していて読後感が爽快でした。しかし、全体を通してキャラクターの心情の移り変わりがやや急で理解しにくい箇所もありました。

官能の極み！だけど若干唐突な展開も

この本は、いわゆる恋愛小説をさらにスパイスアップした内容で、心と体をとろけさせるような情熱的なダイナミズムがあります。滝川シズルの作品が特に心に残り、ケダモノのような彼に溺れるシーンは圧巻でしたが、ところどころで展開が唐突に感じる部分も。

深夜の妄想にぴったりな一冊

毎晩のようにエッチな夢にうなされるヒロインの心情がリアルで、思わず共感してしまいました。山口ねねの「ポルノ小説家はお好きですか？」の展開が特に気に入りましたね。エロティックだけでなく、ストーリーにも深みがあって夢中になりました。

胸キュン必至の溺愛ラブストーリー

ラブラブから一転、胸キュン満載！溺愛エッチが最高です。

四角四面な恋じゃ満足できない！

情熱と切なさが交錯する4つのストーリー。仙道教授と栞の関係変遷にドキドキし、香苗の複雑な心情に感情移入。ハルとむつみの進展が甘酸っぱくて良かった。洵と毒島先生のエロティックな展開には息をのみました。