恋の呪いは愛で解けのレビュー

切なさと深みのある展開

今回の巻はいつもよりも切なく感じました。杉咲と黒川のすれ違いがじわじわと痛みを伴うものだった。しかし、黒川の兄の柊人も加わり、話に深みが増したと思います。家族の絆や過去のトラウマの扱いが興味深かったです。

感情がリアルで心に響く

このシリーズは毎巻読むのが楽しみですが、7巻も期待を裏切らず素晴らしかったです。杉咲と黒川の関係が微妙にすれ違っていく様子はリアルで心に刺さる。柊人の登場も新たな波乱を感じさせて、次巻が待ち遠しい。

心理描写が鮮やか

呪いと愛の関係を描いたこの作品は、心理描写が細かくて読み応えがあります。今回は黒川の家族が登場して、物語が一層複雑になってきました。解けない呪いの重さと向き合う姿勢が、苦しくもありつつ、愛おしくも感じられました。