ぴっぴら帳のレビュー

日常の小さな奇跡を描いた心温まる物語

こうの史代さんの作品に改めて心打たれました。ぴっぴらさんという小鳥とキミ子の交流を描いた物語で、日常の小さな発見と暖かさが心地よいです。大切なものを見つめ直すきっかけをもらえるような一冊です。読後はじんわりと心が温まりました。

穏やかな日常に寄り添う一冊

素朴な絵柄とストーリーがほっこりとしていて癒されます。ぴっぴらさんとキミ子の関係を通じて、大切なことが何かを思い出させてもらえる気がします。一見平凡な日常がどれほど特別なのかが伝わる一冊。もう少しドラマが欲しいところですが、穏やかな時間を過ごしたい時にオススメです。

心に響くやさしい日常の物語

「夕凪の街 桜の国」に続き、ぴっぴら帳も大変感動しました。キミ子とぴっぴらさんの素朴で温かな日々が心にしみます。細やかな気持ちの描写が素晴らしく、読むたびに新しい発見がある気がします。何気ない日常の中の幸せが詰まった作品です。