すべての瞬間は君だった（フルカラー）のレビュー

過去と現在が交錯する切ないラブストーリー

この物語は、過去の悲しみと現在の再開が混ざり合い、感情がとてもリアルに表現されています。高校の友達だった三人の関係性が複雑で、祐樹を失った悲しみが奈々と瑠衣の間に壁を作ってしまったのが切ない。7年後に瑠衣と再び時を共有するようになった奈々の心情には共感を覚えます。愛と友情の狭間で揺れる心の描写が素晴らしいです。ラブストーリー好きにはおすすめです。