托卵女子～貴方の遺伝子、頂けますか？～のレビュー

複雑な感情を抱かせる作品

正直なところ、この物語には複雑な気持ちです。不倫というテーマに抵抗がありながらも、主人公達の心の動きや決断には感情移入できる点がありました。問題提起は大胆で、読後感は人によって大きく異なると思います。

心揺さぶる禁断の恋。

このラブストーリーは一般的なものとは異なり、ユニークな設定に心を動かされました。不倫や托卵といったダークな要素が物語に深みを与えつつ、登場人物の心情にはとてもリアルに描かれていて読み応えがありました。

純粋すぎる愛の物語

物議を醸し出すテーマですが、この作品は純粋な感情と葛藤が見事に描かれていました。主人公の茉里が恋に落ち、その感情に正直に生きる姿には共感できる部分も。読み終えた後には彼女の選択について色々と考えさせられました。

胸が痛むけどやめられない

読み始めたら止まらない、何これ…！と一気にページをめくりました。茉里の切ない気持ちが本当に伝わって来て、彼女の選択にドキドキしました。上司との許されない関係が刺激的で、現実を忘れさせてくれる本です。

複雑な感情を抱えて

最初はおもしろそうと思って読み始めたけれど、途中から物語の展開に違和感を感じ始めました。不倫と托卵を美化しているようにも感じてしまい、全体的には好きになれる話ではなかったです。ただ、書かれている感情はリアルでした。