ウツロヴネのレビュー

切迫感あふれる物語の幕開け

この本は想像力をかき立てられるストーリーで、一気に読んでしまいました。主人公の女子校生の運命について考えさせられる箇所が多く、もし自分がこの状況に置かれたらと思うと背筋が寒くなります。登場人物の心理描写が細かく、感情移入しやすかったです。これからの展開が楽しみです。

不安と希望の狭間で揺れる物語

「ウツロヴネ 第一話 天錐」は日常が一変する恐怖と共にヒューマンドラマが巧みに織り交ぜられた作品でした。突然の事態に直面する女子校生の心情がリアルに描かれており、この危機にどう立ち向かうのかハラハラしました。終わり方にもさりげない哲学的なメッセージを感じ、グッときました。こちらのシリーズに引き込まれる予感がします。

新鮮味に欠けるが惹きつける要素も

物語のテーマが独特で面白かったですが、正直なところ、どこかで似たようなストーリーを読んだ気がします。ただ、主人公の内面の描写はなかなか深くて引き込まれた部分もあります。続きが気になるという点では成功しているので、次巻もチェックするつもりです。