恋にＸＸＸＸは必要ですか？～イジワル社長のプライベートレッスン～【分冊版】のレビュー

心がときめくロマンスとリアルな心情描写

「恋にXXXXは必要ですか？」は、一見通常のロマンスのようだけど、心地よいサプライズが隠されています。主人公瑞穂の成長と自己受容の旅は感情移入しやすく、朋史との甘いエピソードに胸がキュンとなりました。一方で、彼女の不安と自信の揺れ動きがリアルで共感を呼びます。恋愛小説が好きな人には間違いなくおすすめできる一冊です。

甘くて切ない、予測可能な展開

理想のロマンスと現実の彼女の葛藤が見事に描かれている作品でした。特に瑞穂の恋愛に対する臆病さと、朋史との関係の発展が真実味を持っていて満足です。ただ、元恋人の登場によるドラマはあまりにも予測できてしまい、もう少し驚きがほしかったかな。とはいえ、読後感はとても暖かい。

共感と夢が詰まった物語

このマンガはただの甘いラブストーリーではありません。瑞穂が自分の身体と恋愛に対するコンプレックスに立ち向かうプロセスはとても共感でき、心強いです。朋史のキャラクターが完璧すぎる気もしますが、それが物語に夢と希望を与えてくれるのかもしれません。読んでいて何度もニヤニヤしてしまいました。