英国式、十六夜綺談のレビュー

独特な世界観に引き込まれた

「英国式、十六夜綺談」を読み始めたとき、独自の雰囲気に圧倒されました。ロンドンの霧がかかった街並みの中にあるリトル・ニッポン村は、鬼たちの暮らしが描かれていて非常に魅力的でした。特に美城の葛藤とエドワードとの関係が心を揺さぶります。天邪鬼という設定が面白く、感情が裏返る瞬間がとても切なく感じました。物語が進むにつれて、彼らの運命に引き込まれていきました。妖や悪魔の登場も華やかで、ファンタジー感が満載です。幻想的な夜の世界を堪能できて、大満足でした。