調教師は魔物に囲まれて生きていきます。～勇者パーティーに置いていかれたけど、伝説の魔物と出会い最強になってた～【分冊版】のレビュー

調教師の成長物語

このシリーズがだんだんと成熟していくのを追うのが楽しい。リュウがただの調教師から勇者の幼馴染にさえ及ばない魔力の持ち主に変わる過程がしっかりと描かれている。フェンリルとの絆やリュウの内面的な成長にも深みがあり、群れの一員として認められるまでの彼の闘いは読み応えがあった。

挫折からの再起が心を打つ

最初は勇者パーティーに見捨てられた調教師の話かと思ってたけど、読んでみるとリュウの挫折から再起するストーリーがすごく良かった。フェンリルとの関係や成長が面白くて、22巻まで来ると、もう彼の魔力の扱いに見とれるばかり。個性的な魔物たちも魅力的だし、応援せずにはいられない。

魔物との冒険に期待大

勇者パーティーからの再出発というスタートが新鮮で、フェンリルとリュウの関係に引き込まれました。ただ、時々話の展開が急すぎる感は否めません。次巻にはもっとワクワクする展開を期待しています。

キャラクターに共感できず

勇者パーティーから独立しても自分の道を見つけるリュウの姿勢は良かったですが、なんとなく登場人物たちに感情移入がしづらい。フェンリルももう少し個性があってもいいと思う。

自己発見の物語

以前からこのシリーズにハマっていますが、22巻は特に楽しめました。リュウが普通の調教師から規格外に変わる過程に感動を覚えました。フェンリルとの関係が深まる部分も見逃せません！