まんがグリム童話　金瓶梅のレビュー

サスペンス性が強化された巻

本作は第6夫人の瓶児を中心に非常にサスペンスフルな展開が繰り広げられます。特に新しく現れた男の執着にはゾッとさせられました。金蓮の直感が正しいのかどうか、ページをめくる手が止まりませんでした。個々のキャラクターの描写が細かく、非常にリアルで感情移入しやすいです。しかし、内容が暗いために読む時間を考えないと少し気が重くなるかも。全体的に良かったですが、少し複雑すぎたかも知れないので3点にしました。

衝撃的な展開にハラハラ

この巻は本当に衝撃的でした。旦那様が不在の中、瓶児に接近してくる男の登場で、物語は一気に緊張感が高まります。金蓮が感じる不安や瓶児の過去が徐々に明らかになる部分は、一度読み始めると手が止まりませんでした。特に瓶児が追い詰められるシーンは臨場感たっぷりで、彼女の運命がどうなるのか非常に気になります。次の巻が待ち遠しいですが、この巻は少しダークな内容も含まれているので、心に余裕があるときに読むのをおすすめします。

新キャラの登場で展開がさらに面白く

第6夫人、瓶児の過去が明らかになっていく中で、新しい男性キャラクターの登場が物語に新たな波乱をもたらします。この男が瓶児に対する執着が異常なまでに激しく、一瞬たりとも目が離せません。金蓮が懸念するように、二人の関係は非常に危険で、読者としてもハラハラドキドキしました。過去の出来事がどう影響するのか、そしてその結果がどうなるのか非常に興味深いです。ただ、ストーリーの進行が少し早く感じたので、4点にしました。