高級娼婦たちの寝室～プロフェッショナルな女～のレビュー

刺激的な物語がいっぱい

葉月つや子の『高級娼婦たちの寝室』は、エロティックな作品が好きな人にはたまらない一冊です。様々な女性たちの物語が描かれており、それぞれのエピソードがとても魅力的です。サエコ、アキヨ、かな子のキャラクターは特に印象的で、彼女たちの背後にあるストーリーが非常に緻密に描かれています。リニューアルされた元地味女や、キャリアウーマンが超絶テクに悶絶する話も新鮮でした。ただ、刺激が強すぎるエピソードが苦手な人には少しハードルが高いかもしれません。

少し時代遅れな感じ

全体的に読みやすいし、キャラクターたちの描写も興味深いですが、感覚的には少し古い感じがしました。高級娼婦という設定自体が、今の時代に少しフィットしない気がします。もちろん、エロティックなシーンがたくさんあって楽しめる部分もあります。でも、ストーリー展開が予測できるところが多くて、新鮮味に欠けてしまいました。『リニューアル』のエピソードは興味深かったけれど、他のエピソードは少し平凡に感じました。でも、葉月つや子のファンなら楽しめるかもしれません。