崩壊学校～ただの保護者です～のレビュー

考えさせられる物語でした

「崩壊学校～ただの保護者です～」は学校の現状をリアルに描いていて非常に考えさせられる一冊でした。PTA副会長の高峯華子が持ち前の正義感で不正を暴いていく姿には感動しましたが、現実の教育現場においてもこうした勇気ある人々が必要だと感じました。物語の展開はテンポよく、次々と問題を解決していく爽快感がありましたが、少し現実離れしている部分もあると感じたため、評価は4としました。

理想と現実のギャップにモヤモヤ

タイトルに惹かれて手に取りましたが、内容にはやや満足しきれない部分がありました。モンスターペアレントやゲス教師と戦うPTA副会長の姿は確かに刺激的で、読み応えがあるものの、理想と現実のギャップにモヤモヤしました。現実的にあのように簡単には解決できない問題も多いと思うので、もう少し現実に寄り添った内容であればもっと共感できたかもしれません。痛快だけどちょっと非現実的ということで評価は3としました。