鏡よ鏡よ鏡さん（単話版）＜強気なデブ醜女＞のレビュー

フィクションの極致

真田魔理子の『鏡よ鏡よ鏡さん』は、その結末を予想するのが難しいフィクション作品でした。整形を繰り返し、婚活に奔走する主人公の物語には見ていて心が痛む瞬間もありましたが、それでも目が離せないドキドキ感がありました。確かに刺激的で面白かったですが、お話が誇張されすぎて少し現実離れしすぎているようにも感じました。それでも、フィクションとしてはかなり楽しめたので良かったです。

強烈なキャラクターと展開

この作品を読んでみて、整形を繰り返すお局のキャラクターの強烈さに驚きました。フィクションであることを前提に読めば、非常に刺激的で、キャラクターの行動一つ一つに驚かされます。普段の生活では体験できない物語なので、その非日常感がとても楽しめました。話全体を一気に読んでしまうほど引き込まれましたが、現実感がないので評価は5には届きません。しかし、面白さは保証できます。

興味深いテーマ

この作品は整形や婚活をテーマにしているので、その分野に興味がある人にはおすすめです。主役の女性の行動や考え方には賛否両論があるかもしれませんが、自分自身を見つめ直すきっかけとしても読めると思いました。特にお局という立場や外見に強くこだわるキャラクターがフィクションだからこそ楽しめた部分もあります。ただストーリー展開が少し強引な感じがしたので、星3つとしました。