僕らはみんな河合荘のレビュー

ユニークなキャラクターと絡む楽しさ

「僕らはみんな河合荘（７）」は、先輩の律と宇佐くんの関係の複雑さが引き立つ巻です。律の魅力に惹かれる宇佐くんと、その関係を揺るがすライバルの出現でドキドキが止まりませんでした。登場人物それぞれのキャラが際立っていて、特に変人同居人たちとのやりとりが楽しいです。ストーリーが進む中での笑いや感動が程よくミックスされていて、読み進める手が止まりません。ただ、少しテンポが遅い部分もありました。それでも次の展開が気になって、続きを読みたくなる一冊です。

ラブコメの醍醐味が詰まった一冊

この巻ではついに宇佐くんと律の関係が一歩前進するかと思いきや、新たなライバルの登場でまた一悶着。読む手が止まらなかったです。律の読書好きな一面や宇佐くんの不器用さがさらに強調され、キャラクターたちの魅力がしっかり描かれていました。変人同居人たちの存在感も健在で、彼らの独特なアクションが笑いを誘います。テンポも良く、飽きずに最後まで楽しめました。ただ、もう少しシリアスな展開があっても良かったかもしれません。全体的には満足です。

感情が入り乱れる関係性

律と宇佐くんの関係が少しずつ進展している様子が丁寧に描かれていて良かったです。しかし、思わぬライバルの出現で一気に波乱の展開に。このシリーズの魅力はやはり、各キャラクターの個性的な魅力と予測不能なストーリー展開ですね。変わり者の同居人たちも相変わらず健在で、それぞれが物語にいいスパイスを加えています。ただ、全体的にややコミカルすぎる部分もあり、もう少しシリアスな要素も欲しかったかなと思いました。それでも充実した一冊でした。