従姉妹のお姉さんは家事ができないのレビュー

温かい関係が魅力的

『従姉妹のお姉さんは家事ができない（1）』は、とても温かく、心地良いストーリーです。律と碧の間に流れる微妙な関係性が丹念に描かれ、感情移入しやすかったです。家事ができない従姉妹と真面目な律の対比が生き生きとしており、それが二人の絆を強く感じさせます。青春ものとしてもロマンティックな一面も持ち合わせていて、続きがどうなるのかワクワクしました。ただ、もう少しテンポが上がるともっと楽しめるかと思います。

初回からグッと引き込まれる

大学受験に失敗して新生活を始める律が、全く予想外の状況に遭遇。従姉妹の碧が家事が全くできないという設定は、コミカルながらもリアルで親近感があります。律の成長物語としても、碧の作家としての奮闘記としても、とても魅力的な構造になっており、続巻が楽しみです。ただ、少し話の進みが遅いと感じるところもあり、その点で評価を一つ下げました。それでもお勧めの作品です！

感情が溢れる青春ストーリー

『従姉妹のお姉さんは家事ができない（1）』を読んで、再び会った二人の心の動きが丁寧に描かれていて、本当に共感できました。律の真面目さや努力、碧の自由奔放さが心地よく対照を成しています。大学受験に失敗して転がり込んだ律が、家事のできない従姉妹の碧と一緒に生活を送る展開には驚きつつも、リアリティを感じました。碧の作家としての葛藤もリアルで、心を動かされます。続きがとても気になる作品です！