ロマンチックが似合わないのレビュー

運命の香りと予想外の恋

「ロマンチックが似合わない(2)」を読みました。陽希が中古Tシャツから漂うαの香りに一瞬で惹かれ、その持ち主が陰気な持丸だったのには驚きました。陽希の夢見る運命の恋とは真逆の展開で、最初はタイプではないと拒否していたものの、持丸の意外な一面や真剣さに心が揺れ動く様子が描かれていて非常に面白かったです。持丸の陰キャらしからぬ魅力が少しずつ見えてくることで、陽希も彼に引き寄せられていく様子が新鮮でした。オメガバースの設定を活かした心の葛藤や、2人の関係がどう発展していくのか気になって仕方ありませんでした。続きが楽しみです！