食べられたいのは君のせい【単行本版】のレビュー

心が救われる物語

特に感情の描写がとても魅力的でした。黒瀬のトラウマと莉央との出会いが織りなすストーリーが、読者の心を掴んで離さない。フォークのキャラクターも魅力的で、彼の存在が物語にスパイスを加えています。黒瀬が抱える痛みと、莉央の一途な思いが対比されていて、二人の関係性がどう展開していくのか気になりすぎて、ページをめくる手が止まりませんでした。特典マンガもあり、大満足の内容です！

痛みと甘さの絶妙なバランス

読んでいて胸が痛くなることもあれば、甘い気持ちになれる瞬間もあって、本当に不思議な作品です。黒瀬の心の葛藤が巧みに描かれており、彼の気持ちに共感できました。莉央も良い人で、二人の微妙な関係性がとても良かった。ただ、トラウマの描写がもう少し軽くなってくれると、もっと読みやすいかなとも思いました。それでも、ストーリーに引き込まれ、続きが気になって仕方ありませんでした。

切なくも美しい愛の物語

傷つきやすい主人公たちの繊細な愛情表現が素晴らしいです。特に、黒瀬と莉央の関係がどのように発展していくのか、目が離せませんでした。彼らのやり取りは、時に痛みを伴うけれども、それが逆に魅力的な要素になっています。特典のマンガも素晴らしかった！これからの展開がどうなるのか、続編を心待ちにしています。読み応えがある素敵な作品でした。ぜひ読んでほしいです！