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    日本には三大化け猫伝説というものがあります。
    江戸時代に岡崎(現在の愛知県)、鍋島(現在の佐賀県)、有馬(現在の福岡県)でそれぞれ化け猫が活躍したということで、講談や映画の題材などにも取り上げられたそう。

    なかでも有馬の化け猫をめぐる逸話は、江戸を舞台としたエンタメ「有馬怪猫伝」として芝居小屋などで上演されて大人気を博しました。

    物語は殿様を迎えた宴席から始まります。
    子猫を追って野犬が乱入し大騒動に。そこで野犬を退け子猫(と殿様)を守った腰元、その名も「たき」!
    出世を遂げた「たき」をねたんだ者たちの陰謀が、やがて化け猫を生み出すのですが――主人公が本作『猫奥』の主人公・滝山と同じ名前じゃないですか!

    それにしても、守るべきかよわき生き物である猫ちゃんを妖怪扱いするとはひどい話です。
    滝山も化け猫伝説の否定派として論陣を張ります。(でも猫は飼えない)

    長々と化け猫の話をしましたが、こんな感じで江戸時代のウンチクを猫に絡めて紹介しながら、滝山と周囲の人たちの愉快な日々を描き継いで『猫奥』は11巻に到達しました。
    どうか今後ともごひいきのほど、よろしくお願いいたします!

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